超音波診断装置開発用プラットフォーム RSYS0003



概要と特徴

RSYS0003は、市販の超音波診断装置ではできない様々なユーザーカスタマイズが可能な超音波実験用プラットフォームです。 付属の性能評価サンプルモジュールを改造して、 オプションのライブラリやユーザーが作成する機能モジュールと組み合わせることで、 新しい処理を実装して検証することができる超音波実験システムです。

柔軟に様々な処理が可能
送受信モジュールおよび信号処理モジュールには、大規模FPGAおよびDSPを搭載しており、 ユーザーが独自の回路やソフトウェア組み込むことによって、FPGAによるハードウェア処理、 DSPによるリアルタイムソフトウェア処理、PCによるソフトウェア処理を追加することが可能です。

簡単スタート

性能評価モジュールが付属するので、プローブを繋いでアプリケーションを起動すればBモード画像が表示され、 RFデータの取得が可能です。付属のアプリケーションで送受信ビームシーケンス、送信波形も自由に作ることができます。

高速PC転送と大容量メモリ

LAN、USB2.0および3.0インターフェイスを実装しており、ホストPCから諸条件の設定や、 RFデータや処理結果を外部PCへ高速に取り出すことができる構成となっています。 標準搭載の大容量メモリとあわせて、参照画像用データをPCへ転送しながらRFデータを長時間キャプチャーすることも可能です。

コンパクト

16ch送受信プリント基板ユニットは、コンパクトPCIボード6Uサイズ準拠(233.35mm×160mm)です。
128chシステムの筐体は、約350mm(W)×約420mm(H)×220mm〜300mm(D)のコンパクトサイズ設計です。

アップグレード可能

オプションを追加することで、自由なシステム構成が可能です。
送受信モジュール (TRX module)の組み合わせ枚数により、16ch単位(送信32ch受信16ch)でシステムの規模を選ぶことが可能です。 あとから増設して多チャンネルシステム(1ユニット当たり128ch)に変更することも可能です。 128chユニットを接続して256chのシステムを構築する事も可能です。